霧馬山は日馬富士似?鶴竜に鍛えられ幕内に定着したイケメンで稽古熱心な若手力士に大注目!

【大相撲】人気力士

切れ味鋭いスピード相撲が持ち味の霧馬山鐵雄関は、元横綱・日馬富士を彷彿とさせる実力派の若手力士です。

モンゴル出身で相撲経験はなかったものの、真面目さとセンスが陸奥親方に認められ、2015年に入門しました。

兄弟子の横綱・鶴竜のアドバイスで、めきめきと頭角を現し、幕の内に定着するようになり、かわいい似顔絵を施した化粧まわしでの土俵入りも話題です!

コロナ禍で出稽古できない中でも、積極的に合同稽古に参加し、さらに上を目指しています。



霧馬山関は元横綱・日馬富士に似ている?イケメンで稽古熱心、兄弟子の鶴竜に鍛えられ幕内に定着。似顔絵が施された化粧まわしが“そっくり”と話題

霧馬山関(霧馬山鐵雄)は元横綱・日馬富士に似ている?体型とスピード相撲が日馬富士譲り?

霧馬山鐵雄(きりばやまてつお)関。

随分とカチッカチに硬い印象の四股名ですが、優しい笑顔のモンゴル出身24歳の力士です。

初土俵は2015年5月場所。

身長は185㎝、体重137㎏。

モンゴルの大先輩、元横綱・日馬富士(はるまふじ)に似ている、と言われることがあるようですが、細身の体形とスピード相撲が日馬富士を彷彿とさせるということでしょうか。

所属は陸奥(みちのく)部屋です。

師匠の元大関・霧島(きりしま)の陸奥親方は、もともと外国人力士を弟子に取るつもりはなかったそうです。

しかし後援者から頼まれて、モンゴルの若者を5人、日本に呼んで、テストしてみることになりました。その中に後に霧馬山となるビャンブチュルン・ハグワスレン少年がいました。

ハグワスレン少年は柔道はやっていたものの、相撲は未経験。180cm以上身長があっても、体重は60㎏台の瘦せ型でした。

それでも親方がハグワスレン少年を弟子にしたのには理由がありました。

・真面目だった

・いちばんセンスがあった

・「力士になって親孝行がしたい。将来は日本に両親を呼びたい」と夢を語る様子に心打たれた

私は霧島親方がハグワスレン少年を弟子に選んだ理由に関心しました。

身体が大きい、相撲経験がある、というのは重視していないのですね。

言葉の通じない異国で、しかも日本の少年でも逃げ出すような厳しい世界で、頑張り続ける見込みがあるか。

「この子を強くしてあげたい」と思える人物かどうか。

それが大切なんですね。

師匠の見立ては間違っていませんでした!

霧馬山関は2020年新入幕を果たした初場所で11勝を上げ敢闘賞を受賞。

以降、幕内力士として存在感を発揮しています。



霧馬山関(霧馬山鐵雄)は陸奥部屋所属。移籍してきた横綱・鶴竜が兄弟子になり、心強いアドバイスを受けるように

「横綱を目指す」と言って角界入りした霧馬山関に、2019年、心強い兄弟子ができました。

井筒部屋に所属していた横綱・鶴竜(かくりゅう)関が陸奥部屋に移籍してきたのです。

そのとき鶴竜関は「強くするから」と霧馬山関に言ったそうです。

そんなふうに言ってもらったら、意気に感じて嬉しかったでしょうね!

霧馬山関はもともと痩せ型で、食事は頑張っても丼飯2杯が限界。

それを見かねた鶴竜関が、身体を大きくするために3杯は食べるようアドバイスしました。

もともと2杯がやっとだった霧馬山関が、3杯目を完食するのは大変なこと。

鶴竜関は3杯食べ終わるまで見守っていた、といいます。

静かに見守ってくださるなんて、めっちゃ優しい横綱ですね!

私が横綱だったら「ぐずぐずしてないで、もっと食べろよ」なんて言ってしまいそうです(笑)

おかげで、体重が10㎏増えて、攻めの圧力が増した霧馬山関。

新入幕を果たした陰には、鶴竜関のありがたいアシストもあったのですね。



霧馬山関(霧馬山鐵雄)の化粧まわしには本人の似顔絵が!似ていると話題で、関取もお気に入り

土俵入りを行う関取が必ず身に着ける化粧まわし。

西陣織や博多織で作られた豪華な一点ものですから、100万円は下らないと聞きます。

では、霧馬山関の化粧まわしはどのようなものでしょうか。

贈呈された何本かの化粧まわしの中で話題になった1本があります。

2020年初場所、新入幕となる霧馬山関に、ネスレ日本から贈られた化粧まわしです。

赤ベースの地に、コーヒーを手にしたかわいらしい霧馬山関の似顔絵が描かれていて、そのイラストが「似ている」と評判です。

「いい顔してますね。いい化粧まわしを作ってもらってうれしい」とご本人も喜んでいたそうです。

陸奥部屋がネスレのコーヒーマシンを使っていて、部屋の力士や関係者がネスカフェを愛飲していたことがご縁でした。

お相撲さんも私たちのように、コーヒーを飲んでリラックスしたりするんですね。

親近感がわきました。



霧馬山関(霧馬山鐵雄)は幕内定着の実力派イケメン力士。コロナ禍でも積極的に合同稽古に参加し、相撲会の頂点を目指す!

新型コロナウイルスは、力士のふだんの稽古にも影響を与えました。

感染予防の観点から、出稽古が禁止され、違う相撲部屋の力士との稽古ができなくなっています。

そこで2020年秋から始まったのが合同稽古です。

場所は両国国技館内の相撲教習所。

参加する力士は1日9人までで、2度のPCR検査を受ける必要があります。

2020年12月の合同稽古で6日間皆勤となったのが、イケメン力士・霧馬山関と同い年の阿武咲(おうのしょう)関の二人です。

合同稽古で連日、実力者とのぶつかり稽古を重ねた霧馬山関。

直後の初場所では、前頭8枚目で8勝7敗と勝ち越しました!

霧馬山関の最高位は2020年12月場所の東前頭筆頭。

次はいよいよ3役への挑戦ですね。

しかしそんな伸び盛りの霧馬山関にとって先の3月場所中にショックなことがありました。

部屋の兄弟子・横綱鶴竜が3月24日引退を発表したのです。

私がこのブログを書いている段階では、横綱・鶴竜は、すでに鶴竜親方になっています。

発表当日の朝稽古でも、霧馬山関は引退の話を知らされておらず、いつも通りに相撲のアドバイスを受けていたといいます。

昼のニュースで引退を知り、「何というか…つらかった」と。

「同じ部屋になって毎日胸を出してもらい、自分のことを強くしてくれた」と鶴竜関との思い出を語りました。

確かに、鶴竜関が陸奥部屋に入って以来、霧馬山関は幕内に定着しています。

それは鶴竜関のアドバイスを素直に吸収し、自分のものにしてきた霧馬山関の努力の結果だと私は思います。

誰からも、どんなことからも学ぼうとする姿勢が貪欲なのだと思います。

霧馬山関は幕内定着で満足する関取ではありません。

「目指すは横綱」と入門した力士なのですから、これから先、どれだけ番付けを上げていくか楽しみにしています。

(ライター:松岡那知さん)

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